昼行灯と肝心なとき以外に役に立たない人

友人と話していて「嫌いなキャラクターはいるか?」という話題になった。
そのときは思いつかず嫌いな展開として「舞台が個人経営飲食店に固定された物語で物語を動かすために登場する嫌な客」を挙げていたのだが、
今日嫌いなキャラクターのタイプを思い出した。

「昼行灯」キャラである。

正確にいうと「昼行灯」キャラのファンが嫌いなせいで昼行灯キャラが嫌いになってしまった。
なんらかの時事的な話題に対して正論を言うようなニュアンスで使い古されたと思しき「後藤隊長」の漫画の1コマの画像を貼る人が絶えないから読んだこともないのに後藤隊長の好感度がかなり下がっている。

実は有能だがその能力を隠しており、普段を無能を演じている。いざというときには能力を発揮する、というキャラクターが言うことは一見なんてことのないが含蓄のあることが多い(主観)。
そのキャラクター性を借りて含蓄のある感じで反論を無効化するのが本当に嫌だ。

たぶんおれは昼行灯のキャラクターが無能さを演じているという部分がなんだか許せなくて、
特定の状況の以外では本当に役に立たない人のほうが誠実さを感じているのじゃないかと思う。