サヴァイヴ-3

(多分)ラストのミッションのWAVE3がクリアできないので記事を書く。

相変わらずストーリーとキャラクターは期待できない。

SFのこなれた感じな用語がない

ロード・オブ・ダストて君

塵の王(ロード・オブ・ダスト)という用語があまりにもSF的なこなれ感から離れている気がするのは自分だけだろうか。 こういう用語の設定も小島監督がいたからなんだろうか。「ロード・オブ・ダスト」のほうを読んでいるがまだ「塵の王」の方で読んだほうがマシだ。

よい造語はもとの意味を生かしている

たぶんもともとある言葉の意味を借用しつつ、作品固有の意味を付け加えることでSF的なこなれ感が出てくるんじゃないか。

比べるのもアレだが近い年代に出た小島監督が関わった作品であるデスストランディング(以下、DS)を見てみる。 DSだと「ビーチ」「時雨」なんかがこのタイプの造語だ。

「ビーチ」といえば砂浜なんだが、作品内では彼岸であったり三途の川のような意味が加わっている。 「時雨」も普通は「しぐれ」と読むところを「ときう」と読むことで、降りかかると時間経過する雨という作品内固有の雨を表現している。

わからん概念にわからん言葉を名付けるな

ドレッドダストって何?

雑魚のワンダラー(漂流するもの)に対してその親玉が「ロード・オブ・ダスト」だ。 塵の王と読めばまだ「王」から親玉であることがわかるが「ロード」だと道(road)なのか主(lord)なのか読み込み(load)なのかはっきりしない。少なくとも日本語では。

プレイヤーが出会う順番としては「放浪するもの」(ワンダラー)やボマー(爆発する敵)がいるが塵が出てくるのはロード・オブ・ダストだけである。 「お前たちが"塵"と呼んでいる」というセリフが出てきたがゲーム中で別に出てこないので印象にない。

登場人物の行動理念がよくわからない

メタルギアソリッドの魅力はステルスゲームだけでなくキャラクターとストーリーだったんだなということがよく分かる。

寄生獣の後藤を思い出した敵

フワっと裏切る(元)相棒

プレイ開始直後、ワームホールに吸い込まれたときに主人公と妙に時間をかけて手を掴むくだりをやっている男がいる。それがセスだ。 セスも漂流しており、拷問を受けているところを助けて一緒に拠点で過ごすことになる。

主人公と同僚なので相棒と呼んでくる(プレイヤーは知らない過去)と思ってから、2~3シナリオ次に進めると裏切る。

子供を人質にとり、主人公とともに融合しようと持ちかけて別のワームホールに移動する。 拷問されていても不敵で常に余裕がある冷静な悪役かと思ったら、普通に主人公に隠れてついてきたリーヴに射殺されてしまった。

亜人の「佐藤」のように不死ゆえの余裕を見せつつ復活してくれると期待してたらそのまま怪物に変異してしまった。 自分でも制御できていないんかい、と突っ込んでしまった。この期に及んでストーリーに期待を持ってはいけない。

ロード・オブ・ダスト戦

セスを倒すとロード・オブ・ダストが出てくる。

現時点でこの巨大な敵を倒すには同じくワームホール側の世界に来ているサヘラントロプスのパーツが必要だと集めさせられる。

これを集めて撃退の準備を整え、帰還のためのワームホール用のエネルギーを採掘する。

身近な対象物がないので大きさがいまいちわからない

エネルギーにつられて拠点に向かってくるロード・オブ・ダスト。

近すぎてやはりロード・オブ・ダストの大きさがいまいちわからない

拠点にいた四人の大人たちが防衛武器の操作をし始めた。

マザーベースの頂上に立つ主人公

四人でデカブツ相手に防衛戦か…?

と思ったらいつもの防衛戦だった。

簡単に試行錯誤させてくれ

ゲームオーバーになったら最後にセーブした時点まで戻される。

なんとゲームオーバー直後のタイミングでオートでセーブされる。 回避不能でリソースがじわじわ減っていくが腹立たしい。

蘇生薬も使用不可能である。今使わなくていつ使うんだ?(一応)ストーリーの盛り上がりじゃないのか? そしてムービーの都合上開始地点がマザーベースの頂上なのでいちいち降りる必要がある。頼むから試行錯誤させる難易度なら試行錯誤しやすくしてくれ。

クリアしたらデスストランディングってよくできてるんだなあという旨と要素を取り出すと親戚くらいのゲームに思えるなという旨の記事を書きます。