球技大会

今日は球技大会でした。俺のような人間には試練といえる。

普段の休み時間に次ぐ試練だ。

競技がない時間がとてもつらい。

自分が出場する競技がないということはどこにも行く場所がない。

文化祭のとき使った教室でサボるという方法を使おうにも校舎は施錠されており入れない。

去年はうまいこと一緒に行動する人を見つけられたのでノリで「女子の競技でも見に行こうぜw」とかどこか日陰でしゃべっているみたいなことができた。

周りの人間は最低でも二人で行動しているわけだが、あいにく俺にはそのような人物ははいない。

体育の時間で、少し前にソフトボールをすることになり、そしてキャッチボールをするためペアにならなければなくなった。そのときは俺のようなやつに声をかけてくれる神のような人がいた。

が、今回はいない。

気がついたら俺はまるでRPGのノンプレイヤーキャラクターのように同じルートを徘徊していた。