ネオン…ジェネシス…!

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シン・エヴァンゲリオンを観た。
エヴァ破・Qのときも感想を書いていたので書いてみることにした。

自分が今まで見た映画の中でAir/まごころを君にが一番といっていいくらい好きなんだが、
やっていることやテーマは「まごころを君に」と変わらないまま新しく、ちゃんと解説してくれるエヴァンゲリオンを見せてくれてよかった。
(「プロフェッショナル」のインタビューでも思った以上に伝わっていなことがわかったので脚本を書き直したと言っていましたね。)

※ややネタバレ有


ゲンドウが仕掛けたシンジが選択した結果の人類補完計画を描いた「まごころを君に」に対して、
今作で描かれたのはゲンドウによるゲンドウの人類補完計画を阻止する話だった。

まごころを君に」で救済を拒んだゲンドウの救済や
その過程で初めて描かれるゲンドウの孤独な内面はゲンドウが登場人物の中で好きなこともあってとても良かった。
いや、でも冬月ゼミの人たちや赤木親子にめちゃめちゃ良くしてもらっているのに何なんだこの男は…という気持ちもある。

ゲンドウが救済される人類補完計画とは庵野監督の救済であり25年前に初めてきちんと完結しなかったことに対する「オトシマエ」であり、
25年待ち続けたかつてシンジだったエヴァファンの救済でもあるのかなあと思った。


それはそれとして、Bパートあたりから登場人物が心情の怒涛の説明をしたりソードマスターヤマトみたいな畳み方してたのはちょっと笑ってしまった。特にネオン…ジェネシス…!のあたり。

エヴァの呪縛や怨念に対して成仏させるというのは平成ライダーの終わりの映画のジオウOver Quarzerをちょっと思い出すなどした。