ソロモンの偽証の感想?

免許は無事取れました。

黒塗りの高級車に追突して取られないように頑張りたいと思います。

(挨拶)


speakです。

宮部みゆきの「ソロモンの偽証」を読み終わった。

おそらくあの広辞苑よりも分厚いと思われる小説だ。

やはりベテラン、面白かったのでするすると読み終わってしまった。

この小説は大きく分けて「事件編」「決意編」「法廷編」に別れているのですが、特に事件編がとても面白いと思う。

「事件編」では中学生が学校で転落死してから、その死によって起こる事件が描かれる。

そのとき、主人公の一人である、野田健一がとある「計画」に喰われそうになったところはとてもぞっとする。

そしてなぜか教師の隣に住むストーカー女と「告発状」を出した生徒が出てくるところでピューと吹く!ジャガーのビューティー田村とハマーを思い出してしまった。

「決意編」では学校で中学生が死んだということをマスコミにあることないこと報道されたことに反感を持った生徒である、藤野涼子たちが学級裁判を開いていくまでについて描かれる。逆転裁判でいう証拠集めパートのような感じだ。

ここは正直陪審員として8人ほど登場人物が出てくるので混乱する。すこしご都合的に判事や廷吏が集まるけどもまあ仕方が無い。

「法廷編」では転落死が自殺だったのか、それとも誰かに殺されたのか、真実を明らかにする学級裁判について描かれる。

ここはダンガンロンパのサントラを聞きながら読んだのでものすごく捗った。とても盛り上がるし、被告人の生徒やその仲間の心情描写が良いと思う。

意外な(と、言っても勘のいい読者なら分かるように途中で伏線が張ってあるが)結末を迎える事件と読んでて面白かったので暇な人はぜひ。

非常にどうでもいいことだから追記に書くが自分は小説、特に学校が舞台の小説を読んでいると登場人物の顔がなぜか知り合いで補完される。

しかしながら、弁護人の神原和彦とその助手の野田健一はダンガンロンパの狛枝凪斗と苗木誠で補完された。

どちらもなんとなくはまってたと思う。