電子書籍

「出版不況」「本が売れない」なんて言われてから久しく経ちますが、出版社は色々な試みをしています。

書籍の電子販売や、Web限定漫画雑誌、

その中から特にWeb漫画について書きます。

具体的に挙げればクラブサンデーWEBサンデー、ジャンプ+、LINEマンガ、出版社でないのならPixivやら新都社、少年ワロスやら色々ありますが

どうしても気になることがある。

なんでWEBなのにページを捲るのだろうか?

恐らく最初は紙媒体のものがウェブ上でも見られる、ということで読むときに違和感なく読めるようになったのでしょう。

具体的なソースは示せないのですが、しかしながら初めて触るネット機器がパソコンからスマートフォンやゲームになりつつある人達にとって現在の電子マンガの形態は果たして読みやすいのだろうかと思う。

また、本のページを捲るという形態にとらわれているせいでWEBでしか出来ないことに気がつかないのではないかとも思う。

Web媒体になると、レイアウト、コマ割りなんかもページの物理的縛りがなくなる。

Pixivなんかでよく見られるのがコマ割りをせずにスライドをみるかのように話が進む漫画である。

更に進むとページそのものに仕掛けをすることもできる。

たとえば、東京ガス高橋陽一による「副キャプテン自由化」。

内容が非常にシュールなのは置いといて、下にスクロールしていくと漫画が動いたり、次のコマが表示されたりする。

これは紙媒体では出来ない表現だ。

こんな感じでWEB配信でしかできない表現をいろいろ模索していきたいななんて思う。

たぶん連載とかを考えると普通の漫画ですら大変なのに、さらに手間がかかるからやらないんだろうなあ。