旅のラゴスと声優魂を読んだ。

筒井康隆の旅のラゴスを読んだ。

ひたすら主人公が旅をする短編連作なのだが、とても面白かった。

全編を通して感じる孤独感と、最初に出てきたデーデという女の子を本当に好きだった主人公に共感を覚えた。終わり方も良かった。

主人公の人生といった感じの小説だった。

そして帯にでかでかと「声優だけはやめておきなさい」と書いてあったのが目を引いたので声優魂を買ってみた。

自分の目指す職種に近しいこともあるかもしれないと思ったので。

内容を要約すると声優は不安定だし、社会的信用もない。ただ演劇が好きでたまらないし生産社会に出てみて無理だと感じているから自分は声優なのだ、という感じだった。本当に演じることが好きなんだなあって感じだった。